2000年 C-times NO.9
第8回CATA「全税共地域文化賞」受賞者
オ ガ ノ 小鹿野歌舞伎衣裳方伝承 (埼玉県秩父郡小鹿野町)
ミエダ ケンイチ 三枝健市 (6年4月24日生)
裏方の中心となり、歌舞伎を支えてきたのが座元彦五郎を祖父に持った三枝さんです。三枝家では、独特の発展を遂げてきた歌舞伎衣裳の数々を伝承してきました。江戸時代から伝わる南蛮渡来の高級布地に金襴の刺繍が施されたもの、中国から輸入した繻子のもの、一揃い500両もするものなど、古い衣裳ほど細い糸を使って丁寧に仕上がっています。
平成の現在でも、これらの衣裳を現役として使用するための手入れ、夏の虫干し、そして繕いと、手間暇かかる作業を家業の畑仕事と並行させ、こつこつと続けてきました。 また、今の若者は体格がよくなり全面的に衣裳を仕立て直すこともしばしばあり、生地探しからデザイン、縫製まで三枝さんの創意工夫に支えられてきました。
■小鹿野町■
最近では、町周辺の小鹿坂から前期旧石器時代の遺跡が出土したことでも注目を集めています。
資料 小鹿野町発行「小鹿野歌舞伎 一幕千夜」あかまんま双書
ご意見・ご感想 cata@zenzeikyo.com