2004年 C−times No.20
 

 伊江村は海洋博が開催された沖縄本島の北部、本部半島の北西9kmの洋上に浮かぶ、総面積22.73km2の離島です。島の中央よりやや東に伊江島のシンボルともいえる「イージマタッチュー」の名で親しまれている標高172mの城山(ぐすくやま)がそびえており、城山の麓に広がる農地には葉タバコ、花卉栽培などの農業、また伊江島牛などの畜産業が営まれております。
  また、島の北海岸は約60mの断崖絶壁が続く風光明媚な景勝地ですが、南海岸は対照的になだらかな白い砂浜が続いています。

 伊江島は1村8区からなり、各区においての伝統的な民謡や舞踊、組踊は「伊江島の村踊」として現在に伝承されています。
  琉球王朝時代、伊江島総地頭が領主の大和旅に随行して見聞きした大和芸能を取り入れたものが村踊になったと考えられ、また、会所に学ぶ青年たちが地元に伝承されている民謡に踊をつけたものも組み込まれたとされています。

 

 このように各区の人々が、伊江島の特色を反映させ、受け入れてきた他地域の芸能を独自のものに工夫してきたものが「伊江島の村踊」となりました。

 「伊江村民俗芸能保存会」は昭和48年7月21日に結成され、中心的メンバーは地場産業に従事しながら伝統芸能を担っている青年男子であり、各区の伝統芸能を絶やさず継承していくという意欲的な取り組みは、芸能が盛んな沖縄県においても模範的です。

 なお、「伊江島の村踊」は、平成10年12月16日に国の重要無形民俗文化財に指定されています。

 

伊江村民俗芸能保存会

〒905-0501
沖縄県伊江村字東江上75番地 伊江村教育委員会内
TEL:0980-49-2001