2003年 C−times No.18

 

舞台芸術分野

@国際舞踊夏期大学実行委員会(東京都目黒区)
 国内外の一流舞踊家の下で、ダンステクニックや理念を学びます。二週間のサマースクール方式をとり、プロ・アマ・学生を問わず自主的に参加できることが特色です。
 今回で20回目を迎える夏期大学は人気も高く、日本のダンス発展のためにも必要不可欠であり、今後も期待したいプロジェクトです。


A有馬龍子バレエ団(京都府京都市)
 1949年に開設後、海外公演をはじめ数多くの公演活動を通じてバレエの普及、発展に取り組んできました。
 1200年の歴史に培われた京都の美術文化を継承し、また、新たな芸術文化の創造に貢献できるよう努力をしているバレエ団です。

 

B金沢浪漫紀行実行委員会(石川県金沢市)
 伝統ある文化を踏まえ、多くの市民が参加し一丸となって、新しい金沢の文化創造を目指し展開する活動です。
 金沢市の「金沢世界都市構想」を具現化する事業の一つとしても位置付けられています。

 

C劇団電蓄本舗(広島県広島市)
 経験豊かな人材と質の高い舞台づくりで独自の輝きを放つ劇団です。地域との深いかかわりや、様々な芸術分野との親交がある事も特色のひとつであり、演劇を志す若者に指針を示す役割を担っています。


D桑名吹奏楽団(三重県東員町)
 30年前に設立された、桑名市唯一の市民吹奏楽団です。春・秋2回の演奏会を開催し、桑名市文化協会主催の演奏会にも出席するなど、各方面にて活躍しています。
 平成12年には、桑名市初のオーケストラ「桑名フィルハーモニー管弦楽団」を設立するなど、桑名市の音楽文化・吹奏楽文化の発展に貢献しています。


EKAKUTA(東京都町田市)
 マンネリズムに陥る劇団が多いですが、KAKUTAは演劇初心者でも親しみやすく共感できる舞台を展開しています。
 日常の中の出来事を、現代の若者の視点でストレートに描く表現は正攻法ですが、現在の演劇の世界においては貴重な存在といえます。


Fアーク・ジュニア・アンサンブル(沖縄県那覇市)
 小学生から高校生の青少年で構成されるオーケストラです。鑑賞会や発表会を通して、技術の向上だけでなくクラシック音楽の楽しさを伝えることにも貢献しています。
 また、プロと同等のプログラムを組み合宿等の日頃の修練により、技術の高さやマナーは高い評価を得ています。


GFAN3 −ファンサバ−(東京都新宿区)
 芸術文化遺産ともいえる、西アフリカのマリ国立民族舞踊団を招聘、本場の魅力と感動・パワーを伝えます。
 公演開催地域の人々や芸術団体等との協働作業を行い、西アフリカの文化を通して、我々の文化への再認識、また人的交流を活性化し、地域文化の振興に重要な役割を果たすことを目的としています。


Hなら国際音楽アカデミー(京都府京都市)
 奈良市を中心として、音楽の向上心を持った若い音楽家が、各国の一流講師陣のレッスンにより技術を向上し、コミュニケーションで国際感覚を養い心の触れ合いを促進します。
 また、奈良の古い文化に触れ日本の伝統文化を再認識することで、音楽文化の向上と育成を図ります。


I広島ウインドオーケストラ(広島県広島市)
 1993年、本格的なプロ吹奏楽団を目指し設立しました。広島在住の演奏家で構成され、吹奏楽の魅力および生演奏の迫力と感動を伝えるため、年2回の演奏会を中心に鑑賞教室を開催してきました。
 演奏会当日は募金活動を行ってユニセフに寄付するなど、国際平和都市としての役割にも貢献しています。


Jぐるっぽユーモア(兵庫県西宮市)
 平成7年の阪神淡路大震災後、地域の住民を勇気付ける文化活動を目指し、アマチュア20名により結成しました。
 大道具・小道具・衣装はすべて手作りで、市民にオペラの楽しさ、面白さを知ってもらうため、「カルメン」など有名なオペラを、分かりやすく、親しみやすく演じ、観客と一体になる公演の実現を生き甲斐としています。
  震災復興の行事として定着し、被災した住民の心を癒すなど、大きな成果をあげています。


K信州SAKU音楽祭佐久ミュージカル実行委員会(長野県佐久市)
 現在まで、約10名の宝塚OGを輩出していることから佐久ミュージカルは生まれました。昨年は宝塚歌劇団の作曲家が作ったオリジナル曲を使用するなど、宝塚の舞台を強く意識しています。
 出演者は宝塚OGだけでなく一般市民も参加し、地域年代を越えた交流、青少年の育成、健康福祉などに貢献するミュージカルです。



伝統芸能分野

@花輪の町踊り保存会(秋田県鹿角市)
 江戸や上方で流行した近世調の小唄が起源とされます。日本3大ばやしの一つ「花輪ばやし」で踊られ、昭和63年には、秋田県指定無形民俗文化財に指定されました。
 手数が多くテンポが軽快で複雑な踊りは、長い修練が必要とされますが、後継者の高齢化・減少化が進み、次世代に継承することが課題となっています。


A北京都民踊協会(京都市舞鶴市)
 昭和47年、舞鶴市各地の民踊団体が集まり「舞鶴民踊クラブ連合会」として発足しました。
 地元の民踊の保存と普及に力を入れ、また全国各地の民踊を研究し、また研修を受けマスターすることで「踊りの輪を広げ明るい社会づくり」を目指します。


B七尾豊年太鼓保存会(石川県七尾市)
 「雨乞い太鼓」より発展したとされます。二種のバチさばきが特徴で「大バイ」は雷鳴を表し、「小バイ」は雨音を表します。
 昭和48年に七尾市指定無形民俗文化財に指定されましたが、後継者不足のため小学生・中学生・青年を対象に伝承教室を開催するなど、後継者育成に努めています。

 

C庄内神楽座長会(大分県庄内町)
 明治初期、豊後神楽発祥地の大野郡から伝えられ、その後、出雲神楽を取り入れた独自の形で現在に至ります。
 県内の各地に伝わる神楽の継承と後継者の育成を目的とし、特に子供神楽団体のみならず、小学校の総合学習の一つとして郷土文化芸能に関心を持ち、習得し守り育てようとする郷土愛と、学習発表の機会を提供するイベントを開催しています。


D夏越祭保存会(兵庫県御津町)
 足利義満の時代応永年間に始まり、疾病や大雨などの災厄祓いと豊漁祈願を兼ねて行われる夏祭りです。
 男性中心の豪快な裸祭は県内に類例が少なく、地域色あふれる貴重な祭りですが、近年の少子化および高齢化にともない、保存や後継者育成に苦慮しています。


E甘地獅子舞保存会(兵庫県市川町)
 400年以上前から神社の祭礼に奉納されている、伊勢太神楽系統の獅子舞です。
  旧播磨国は「播州獅子どころ」といわれる程に盛んであり、特に甘地獅子舞は伝承状況がよいため昭和44年兵庫県重要無形民俗文化財に指定されました。
 後継者の育成と会員の技を研磨するため、週1回の研修会を開催し後継者を増やしています。



伝統工芸技術分野

@新屋根開拓集団 屋根舞台(群馬県甘楽町)
 群馬県は有数な瓦の産地であり、甘楽町では明治初期から製造を続けてきました。
 屋根舞台の活動は二つ、まず一つ目は地場産業を生かした新作瓦の開発であり、二つ目は、日本で数基しか残っていない「達磨窯」の復刻です。現在群馬県内には2基しか残っておらず、焼師は独りしかいません。この瓦創作技術を継承し、焼師の後継者育成のために努力している集団です。

 

人材養成事業分野

@社団法人全国公立文化施設協会(東京都新宿区)
 公立文化施設の整備とともに施設職員の育成を積極的に進め、芸術文化活動の推進に寄与しています。また、地域文化の振興のため中核的な役割を果たす文化施設としての運営を行っています。