2002.C-Times No.15


平成13年度助成先紹介


PART−2

丹波祭り囃子保存会(京都府園部町)

宝歴元年(約250年前)、園部藩主小出公が城下に祭礼の
神幸行事を活性させることを目的に行わせたのが始まり。
現在は園部町宮町のみ、屋台巡行と囃子を行っている。
太鼓は小学生、笛は中学生が担当しているが、少子化の問題で伝承が難しくなっている。

東海能楽研究会(愛知県名古屋市)

名古屋は「芸どころ」と呼ばれるほど、平曲・能・狂言・長唄等の稽古が盛んだったが、
高齢化等の問題で後継者の養成が大きな課題。
地元の実演者によるジャンルを越えた催しで、
伝統芸能の魅力を伝え、また継承にも大きく貢献している。

弥栄節保存会(富山県高岡市)

高岡市金屋町は、慶長16年(380年前)加賀藩主前田利長公が
7人の鋳物師を招き鋳物産業を興させたのが始まり。
現在は多彩な工芸銅器、梵鐘や仏具類が作られている。
鋳物作業歌である弥栄節を郷土民謡として保存、普及するための活動を行っている。

民謡研究会(東京都千代田区)

昭和52年に民謡民舞の実演者プロ集団として発足、
日本民謡の伝承と発掘、研究を目的とし、民謡公演による愛好者の啓蒙を図ってきた。
また、若手演奏家を育成するためにボランティアで月例民謡定席公演を開催している。


千箇瀬町ち若連(東京都青梅市)

平成13年5月発足。
メンバーは全て中学生以下の子供たちだが、同市で子供だけの囃子連は珍しい。
千箇瀬町に伝わる伝統を伝えるため地元有志が指導にあたってきた。
活動は週1回の練習のほか、地元祭礼や市主催の行事などで演奏している。


       

女性能プロジェクト実行委員会(東京都板橋区)

東京芸大の学生を中心としたプロジェクト。
能は男性の芸能として継承・発展してきたが、
女性能楽師の可能性を追求し若手の活動の場の拡大を目指す。
また能楽堂を離れ、市民の生活の場へ出向くことで、
伝統芸能の世界を体験してもらう機会を提供している。

牧歌舞伎保存会(栃木県葛生町)

牧歌舞伎は栃木県内に現存する唯一の農村歌舞伎。
その始まりは、江戸中期とされている。昭和35年、県の無形文化財に指定されたが、
その後公演がなく幻の歌舞伎といわれた。
昭和56年、保存会が結成され、地元青年らの努力で現在も継承されている。