c-times.gif (5543 バイト) 2001年 C−times NO.11

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CATA
第9回「全税共地域文化賞」受賞者紹介

第9回全税共地域文化賞贈呈式を4月20日東京・帝国ホテルにて開催いたしました。贈呈式では理事長より「一隅を照らすものは、これ即ち国の宝なり。本文化財団はそのような方々に光を当て続けて今年で10年目を迎えた。今後とも各方面のご理解を得てこの活動を続けたい。」との挨拶があり、今回は伝統工芸技術分野から次のお二人が受賞されました。

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〜木を読み 木を生かす−最後の木挽き〜
日本は木造文化の国といわれているが、近年、その衰退は著しい。日本の伝統文化を後世に継承していくためにも、木の味わい、木の温もりを再認識することは、文化国家としての日本にとって大切なことである。
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林 以一さん
木挽きは、ただ木を挽くだけの仕事ではない。木を読み、木取り、墨掛けをし、木を生かすのが木挽きの仕事である。ときには半年もかけて木を読み、その木の最高の価値を引き出す。そして数十年、数百年にわたってその価値を生かし、残していく。林氏は東京・木場で木挽き一筋の道を歩み、その文化継承の第一人者である。
貴重な木を扱う手仕事であるため、後継者の育成が困難であり、林氏は最後の木挽きであるといわれているが、機会あるごとに木の魅力を語り、木文化の継承に意を尽くしている。
「木場」という地方からの文化発信者としても貴重な存在である。
 
〜秋田県角館祭の人形制作〜
祭りはそれぞれの地域の伝統文化を継承し、地域文化の象徴でもある。そして祭りへの参加は、地域共同体としての意識を自ずから高めていく。

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曳山(山車)のぶつかりで名高い秋田県角館の祭り
は、毎年9月7,8,9日の3日間行われ、18台
の曳山が勇壮に町を練り歩く。その曳山には前に2
体、後ろに1体の等身大の人形が飾られる。その人
形は神の依代(ヨリシロ)と考えられており、毎年新しく
作りかえられている。祭りは神への饗応なのである。
小林氏は、55年間にわたって9台の曳山の人形を作り続けてきている。祭りの裏方ではあるが、伝統文化を継承し、祭りの品格を保っていく上で、重要な役割を担っている。角館の伝統意識を守り、祭りという晴れの場でそれを現し続けていくことは、人々にその地域に生きる悦びと誇りを与えていくことでもある。

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